提言書・資料等

2024年3月28日 【報告】新産業創造委員会 中間報告 〜「長崎でしかできない産業」、「長崎でやるべき産業」とは何か〜

2022年8月22日に開催された第24回長崎サミットにおいて、「交流・観光」のほか、「医療・生命科学」、「海洋・環境・新エネルギー」、「デジタル」の3分野を次世代の成長産業の有力な候補として位置づけ、これらの分野における育成・振興と地場企業との協業拡大に向けた検討や取り組みを進めることが決定された。

 

上記を踏まえたうえで、2022年度に発足した長崎経済同友会新産業創造委員会では、これから興すべき長崎の新産業について、「長崎でしかできない産業」、「長崎でやるべき産業」を念頭に2022年度・2023年度の2年間、専門家を招き勉強会を開催したほか、関係機関の現地視察を行うなどして、具体的な提言書作成に向けて活動を続けてきた。

 

検討に際しては、まずは第1次産業(農業、林業、漁業)のうち漁業に、第2次産業(製造業、建設業、鉱業)のうち製造業にフォーカスしている。この際、本県の特徴として「海洋県の強み」、「造船業で培われたきた技術力」、「生命科学分野における優れた人材と設備」などを念頭において検討を進めている。

 

いずれにしても、対象範囲が広く、提言書を完成するには更なる勉強会開催や視察を必要とするため、2年間の活動について、中間報告という形で一旦議論を整理することとした。まだ十分に現状および課題について議論できていない産業もあるため、委員会の活動は更に2年間継続し、最終的に提言書としてまとめる予定である。