第28回 長崎サミット
2025.04.25



【日 時】 2025年4月25日(金) 9:30~12:00
【会 場】 ヒルトン長崎 3F「キャプタインスカマー」
【内 容】 討議テーマ:「長崎ベイエリアにおけるカーボンニュートラル推進」について
【出席者】
長崎商工会議所会頭 森 拓二郎
長崎経済同友会副代表幹事 山田 晃
長崎県経営者協会会長 藤田 真
長崎青年会議所理事長 種田 和彦
長崎県知事 大石 賢吾
長崎市長 鈴木 史朗
長崎大学学長 永安 武 (敬称略)
【講 演】 株式会社 栗林商会 取締役 成田 一人 氏
「室蘭港の長期構想とMOPAについて」
第28回長崎サミットの主な討議事項:カーボンニュートラル推進へ新たな連絡調整会議を設立
産学官のトップ7名が集まり、長崎の課題とその解決策を話し合う「第28回長崎サミット」が開催された。今回のテーマは前回に引き続き「長崎ベイエリアにおけるカーボンニュートラルの推進」で、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする取り組みの具体化が議論された。
これまでに、長崎港周辺を中心としたエリアで、造船産業の活性化、港湾設備の電動化、再生可能エネルギーの導入など、5つの重点プロジェクトに取り組む方針が合意されていた。
今回のサミットでは、これらの施策をスピード感を持って推進するため、「ながさきカーボンニュートラル連絡調整会議」の設立が正式に決定。座長には長崎市の鈴木市長と県経営者協会の藤田真会長が就任し、年2回の会合を開いて情報共有を密にし、官民一体でプロジェクトを推進していく方針が示された。
ただし、県や長崎大学など一部ではすでに取り組みが進む一方、経済界全体ではコストや人材の余力不足が障壁となっており、今後の課題とされている。
また鈴木市長は、長崎市が2024年度から始める夜景観光ランドマーク施設の脱炭素化計画についても触れ、2026年度からは一般住宅を含む照明や空調設備の改修に対し補助金を支給する意向を明らかにした。