長崎

2025年 11月例会

2025.11.04

会 場:
ヒルトン長崎3階 キャプタインスカマー
組 織:
電通 abic project 代表/
㈱ 電通 BXクリエイティブセンター 業務統括部長
講演者:
宮崎 暢 氏
テーマ:
プレイス・ブランディングがひらく地域の可能性と実践事例
ー地域と企業がともに育む“豊かな意味をもつ場所”ー

 本セミナーでは、従来の「地域ブランド」概念を大きく転換する視点が提示された。これまでの地域ブランドは、特産品や観光資源を中心に「地域の産品をどう売るか」が主な目的となってきた。しかし、その取り組みが必ずしも地域全体の価値向上や持続的な活性化に結びついてこなかったという限界がある。本セミナーで紹介された「プレイス・ブランディング」は、地域という「場所」に新しい意味とストーリーを与え、行政だけでなく、市民や企業など多様なプレイヤーが参加しながら共同で価値をつくり出していく手法である点が強調された。

 特に、行政主導による情報発信から脱却し、地域に関わる人々が自ら関わり、協働しながら“センス・オブ・プレイス(場所に対する感覚や共感)”を共有していくことが重要だとされた。また、企業がCSR(社会貢献)ではなく、CSV(共通価値の創造)の視点から地域活動に関わることで、自社の価値と地域の価値を同時に高めながら、より広く、より速く展開できることも一つの鍵となる。

 結果として、地域に関わるプレイヤーが増えることにより、経済的価値だけでなく、その場所に対する愛着や参加意識といった精神的価値の創出が期待できる。このように、本セミナーは、行政依存の地域振興から、多様な主体が共同で地域の価値を創造する新しい地域活性の方向性を示すセミナーであった。

 

【委員会活動報告】

  「富山経済同友会との交流活動について」

         企画総務委員会 委員長 三井 一明 氏

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