2018年7月 【報告書】 深圳経済視察団報告書 佐世保地区
2018.07.01
【視察目的】
①世界のイノベーションの潮流を肌で感じ、ICTを中心としたまちづくりを進めてきた
深圳市の成長過程とその要因を知ること。
②企業や支援組織の視察を通じ、スタートアップ企業の成長ストーリー、支援体制の実例
や手法を学ぶこと。
【視察先】
①深圳市工業展覧館
産業面から見た深圳の発展の歴史について、また、深圳で生産されている主な製品に
ついて映像や展示物などで学ぶ。
②「華強北」(電気街)
秋葉原の30倍といわれる電気街。主にモノづくり業者向けの電子部品マーケット。
大企業が運営するコワーキングスペースなどの設備が整えられているなど、モノづくり
起業家が集まる地域。
③「Insta360」
360度カメラ世界シェアNo.1のスタートアップ企業。
部品のサプライヤーが充実し、グローバルビジネスに適した環境、ベンチャービジネス
が活況で優秀な人材が集まる「まちの特徴」を活かした、深圳が生んだスタートアップ
企業の代表格。
④「潤加速」(アクセラレーター)
中国有数の中央企業である「華潤グループ」が運営するスタートアップ企業支援組織。
グループのリソースを最大限に活用してビジネスマッチングや金融支援を行う
「アクセラレーター」。
⑤「OTCハーバー」
中国中央企業「華僑城」が運営するテーマパーク。シェアサイクルや無人カラオケなど
を体験。
⑥「DJI」
民生用ドローンの世界シェア70%。ドローンの活用領域の広がり、今後の活用可能性
を学ぶ。
⑦「ハイテクパーク」
AI、Iot、フィンテックなどの「ハイテク産業」が集積する地域。
深圳市政府が主導して運営する「深圳湾創業広場」は、イノベーションを進めるために
起業家を育てる中心的な地域。